
SAPPY NEW ALBUM


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Stand Alone
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Meteora feat. task
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Truth
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Freaks!!!
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Perfect Spring
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Supreme
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2020
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煌めき
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Only
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pathos(2020,煌めきver)
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MV
RECOMMENDATION
記憶や時間というのは非常に厄介なもので、良い思い出も悪い思い出も全て、ややもすると鮮度を失って虫食いのように穴だらけになって、振り返ったときには姿形を変えていたりする。
「煌めき」というタイトルと、明らかに挑戦的なサウンドスケールとは裏腹に、このアルバムは相応の「残酷さ」を内包している。「進化」という人類善としたワードに辟易したような、「美化される過去の思い出に縋ること」や「戻れない時間への嘆き」すらも諦めたような、綺羅びやかなサウンドの底にはとてつもない諦念が横たわっている。
しかし、である。絶望が襲っているだけでは救いようがないのだけれど、諦念が覆っているからこそ、翻ってとんでもない美しさや気高さが純度高く発散されることがある。それが今作の「煌めき」である。
「いかに死ぬか」を題材にし続けていたとある映画監督が、バイク自損事故を機に「いかに生きるか」という映画を撮り始めたような、そんな生死の裏返しを感じる。
まるで「キタノブルー」のような一枚だね。
一曲目から切ないアコースティックとキラキラしたシンセの音色。アルバム最初の歌詞が「My Life 不完全なままさ」で始まる・・・。そこから一気に全ての感情が爆発する。
1曲2曲と進むにつれ、ダークさが徐々に露になる。音の広がりがワイドな曲もタイトな曲も詰まった濃厚なアルバム故に、何度も何度も繰り返し聴いて研究したくなります。そうしてまるで幻覚かのような世界に引き摺り込まれていく感覚が最高に心地良い。音楽なのにまるで秀逸な映画のような作品。この作品には全てが注ぎ込まれていること確信しました。
照れ隠しでも、かっこつけでもなくて、結局のところ自然体。
バンド全体でこの世に蔓延る「ポップ」に体当たりするような音楽だな、と思いました。
SAPPYの煌めきは、時々直視出来なくなるくらい眩しい。
2020年が終わる頃、コロナで自粛の日々を過ごしていた。
そんなときに送られてきた。
「2020,煌めき」
なんて前向きなタイトルなんだ。
ただひたすらに、前向きに、自分達の中にある光るかどうかもわからない石ころのような原石を磨き続けたんだろう。
そんな原石の煌めきが詰まったアルバム、そしてSAPPYは新しいフェイズに行ったんだと思う。
SAPPYの新たな世界にコメントを寄せれて光栄です。ありがとう。
日本人のDNA、その奥底にある「ポップス」を求める感覚に限りなくマッチする作品が、この「2020、煌めき」だと信じて止みません。
2020と言わず、2021もその先もずっとSAPPYが鳴らす至高のエレクトロポップが音楽シーンを沸かせ続けてくれるだろうと確信を持って言える作品です。
Supremeが個人的にツボです!
SAPPYは本当にオルタナティブ音楽好きなんだろうなぁ
一般的なシューゲイザーポップス的なの謳っているバンドは、シューゲイザーの専門性が高すぎて自分はなかなかハマらないのですが、オルタナティブという世界観だとサックスみたいな音色やラップ,ポエトリーリーディング要素が地続きで入ってきて、その懐の深さがSAPPYの魅力なのだ。
(twitter見たら『神戸発inside music』ということになっていた。それだ!)
Japanese No.1 band!!!!!
個人的な見解と好みの話にはなるのだけど。
2017年、ULTRA FUTUREより「Nostalgia,Ultra」 2018年、ALTIMAより「ALTIMA」 そして今作、煌めきより「煌めき」。
「SAPPYのアルバムの8曲目」は常にヤバい、という法則がある。
もうちょっと踏み込んで言語化すると「何食ったらこんな曲できるの」、である。
私シバガキは常にこの「SAPPYの8曲目」に息の根を止められかけてきたわけだけれど、今作もその例に漏れず、しっかりと心臓を貫かれた。勝てるわけがないのよ。
今作だとtr.7「2020」という色が特に強いので、この曲単体で語るのもやや不適当なのかもしれないけれど。
アルバム全体のバランスが非常に良好なのも今作の特徴だと感じていて、今作は「アルバムとしての志向」が特にかなり整っており、ビビッドなカラーで聴きやすい一枚。
tr.2「Meteora feat.task」→tr.3「Truth」の流れは今までのSAPPYサウンドにさらなるチューニングが施されたことを示す「順当な新しさ」があり、今作「2020、煌めき」が「SAPPY入門」としてのニュースタンダードになりそうな予感。
なるほどこれが2020年のオルタナティブ、その煌めきに栄光あれ。
「SAPPY史上最高傑作アルバムを製作する」と目標を立て、作られたこの『2020,煌めき』。
今まで以上に幅広い音楽性を貪欲に取り入れ、カラフルかつ意外性も持った楽曲のアレンジとサウンドは、「次はどんな展開や音が鳴るんだろう」と期待させてくれる。
その一方で、聴き続けることで疲れてしまうような複雑さやくどさを一切感じさせない、何度でも聴きたくなるポップさと爽やかさが曲を包み込んでいる。
アルバムタイトルでもある「2020」と「煌めき」の2曲は、まさにこのアルバムの魅力を凝縮した壮大な一続きの楽曲になっている。
さざ波のような静かな始まりから、丁寧に音と言葉を重ねてエネルギーを溜め込み、後半で一気に爆発させる展開は、圧倒的な没入感と開放感があり、何度でもこの煌めく音の世界を体験したくなってしまう。
皆様も是非一度「2020,煌めき」お聴きください。
一度聴くと間違いなくSAPPYの煌めく世界に引き込まれてしまうはず。